校正こぼれ話①ジョンズ・ホプキンス大学とトランプ大統領のコロナ治療

トランプ米大統領の新型コロナウイルス感染症治療について医療チームが説明するTVニュースを見て「あっ、またあの大学!」と思ったのです。

会見する医療チームの医師らしき人物の白衣の胸には「JOHNS HOPKINS MEDICINE」の文字が。ニュースやワイドショーで見ない日はない、ジョンズ・ホプキンス大学です。聞いたことがないな、と思う方も、見覚えはありませんか? 世界の感染者数などを扱う報道で「ジョンズ・ホプキンス大学調べ」と下に小さく出典が入っていたりします。

なぜ大学? WHO(世界保健機関)じゃないの? と思いながら見過ごしていたあの大学。感染者数など情報発信だけではなく、大統領の医療チームにも加わっていたのですね。アメリカの名門大学といえばハーバードやスタンフォードなどがおなじみですが、ジョンズ・ホプキンス大学も世界の医学部ランキングの上位校なのだそう。

ジョンズ・ホプキンス大学の医学部(School of Medicine)は1893年設立。アメリカ合衆国で初めて女性が男性と対等の医学生として入学を認められたと大学HPにありました。

医学部どころか理系科目に物心ついた頃から縁がなく、その存在さえ知りませんでした。ちなみに校正者は根っからの文系が多いため、できるだけ理系科目を避けてきた率が高い兆候あり。私などに至っては親戚縁者、友人をたどってもなかなかお医者様に巡り合わないくらいです。

ジョンズ・ホプキンス大学 コロナウイルス・リソースセンター

世界全体と各国の感染者数・死者数・感染マップなどを掲載

WBALTV(メリーランド州の現地メディア)の報道

冒頭のTV会見は治療する医療施設の建物の前でしょうか、屋外で医師が会見するのもまた新鮮。まるで映画のようにも思えるのは、大統領選のメディア戦略の一環なのでしょうか。