校正こぼれ話③ 校正者の休日

校正者の休日にありがちな読書。そして読書しながら、内容はさておき表記統一を模索してしまうのが悲しき校正者の性です。

大企業の商品や説明書・契約書などの文書でも、完璧に表記が統一されているとは限りません。弊社でも企業様内部の制作物の校正を手掛ける際、時間の制約や上長や専門家の確認のタイミング・予算など諸事情により、表記がバラバラであっても文章として明らかな誤りでなければ修正せずに「ママ」となることがあります。

この「ママ」という校正用語は「そのまま修正しないでOK、現状印刷されているもので行きます」という意味です。「ママ」と書いて〇で囲んだりします。以前に私は文字を殴り書きしすぎて、担当者の方から「22」って何ですか、とご質問をいただいたことがありました。反省!

さて、校正者の休日は、コロナの前から誰に頼まれなくてもインドアであることも多く、コロナの自粛生活なんてへっちゃらという人も多数です。とはいえ、小学生の子供がいる我が家ではインドアが長く続くとパンクしそうになるため、去年の4月の学校休校時に「自転車で実現できる安全で健康な休日」をテーマに次のようなことをしていました。

・近くの小川でザリガニ釣り(割りばしにタコ糸をつけサキイカを結ぶ)

・ひたすらできるだけ遠くまで自転車で疾走する(途中に公園があったら遊ぶ。東京都タワーが見えた~と喜ぶ)

・芝生の崖を雪遊びのそりで滑る(大人は体重が重いのでスピードが出るせいか、バランスを崩して肘をすりむきました)

・家の前で一輪車とブレイブボード、ときどきバドミントン(もしかしてこれが道路族っていうのかもと心配になる)

いつもと違う景色を見るだけで、心がすっきり、体も心地よい疲れでよく眠れたりするものですね。コロナに負けず、肩こりに負けず、がんばるぞー!!